弊社が取組む「小さな林業」のご紹介

「小さな林業」とは、後世により良い山、より良い木を残すことを信念として、通常よりも手間ひまかけて行う森づくりの形です。

あしがら森の会議は、地域在住の2名の施業者と協力し、足柄峠の近くでこの森づくりを進めています。

 

〇小さな林業を通して私たちが目指すこと

質の高い木を育て、次世代に引き継いでいく

木が育つには何十年もの歳月がかかります。先人たちが私たちのために木を植え、育ててくれた思いを受け継ぎ、私たちも次世代に向けて良い木を残していきます。

 

山を壊すのではなく、守る

人工林と呼ばれる森を健全な状態で維持していくには、人の手入れが必要です。気候変動による災害リスクが高まる中、人の手が入ることによる山への影響、木への影響を考慮しながら、持続可能な状態で山を守っていきます。

 

地域の森を守るモデルになる

森を所有することが「お荷物」になりつつあるいま、大規模な機械を入れずに森を管理する手法として幅広い方々に知っていただくことで、「自分たちの手で未来のために良い山を残していこう」という前向きな動きが広がってほしいと願っています。

 

〇小さな林業の特徴

1.伐り過ぎない

風の影響から木を守りながら、年輪幅のつまった良い木を育てるため、一度にたくさんの木を伐らず、数年おきに間伐(間引き)を繰り返しながら木の成長を徐々に促します。

 

2.良い木を残す

間伐する際は、目の前の利益を優先して良い木から伐るのではなく、後世のために良い木を残し育てていくことを念頭に施業します。

 

3.狭い幅の道づくり

木を運び出すためには林内に道をつくる必要がありますが、山を削り過ぎて山や木への負担が過度にならないよう、小さな機械が入れる程度の道幅に留めます。また、雨水が一か所に集中しないよう、分散させる仕掛けや工夫をしています。

 

あしがら森の会議では、伐倒見学ツアーなど、企業・団体様を対象にした研修メニューをご用意しております。お気軽にお問い合わせください。

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