【お取引先インタビュー】「埋もれた魅力を発信する」鎌倉R不動産様

自社物件の改装にあたり、南足柄の森を二度訪れ、あしがら材を使っていただいた鎌倉R不動産のみなさまにお話を伺いました。

Q.鎌倉R不動産様はどのような会社ですか?

一言でいうなら「鎌倉から不動産をおもしろくする会社」です。鎌倉を中心として、東は逗子・葉山、西は藤沢あたりの物件をメインに、魅力はあるのに通常の不動産情報では埋もれてしまうような物件を取り扱っています。
取り扱う物件は、たとえ万人受けしなくても、担当者自身がその物件のことを好きであり、「他人にオススメできる物件」であることを一番の基準にしています。

↑鎌倉駅から徒歩5分の場所にあるオフィス。スタッフの方々はやさしい雰囲気の方ばかりでした。

 

Q.今回あしがら材を使おうと思ったのはなぜですか?

これまで木材の地域にこだわることはほとんどありませんでしたが、最近「地域材」という言葉をよく耳にするようになる中で、鎌倉にとっての地域材とは何なのか考えるようになりました。
そんな折にあしがら森の会議の存在を知り、まずは現地に行ってみたところ、虫くいの被害と向き合いながら木材の活用を進めているという話を聞き、「魅力はあるのに埋もれてしまっている物件の魅力を紹介する」私たちに通じるものを感じ、あしがら材を使うことにしました。

↑納品したフローリング材は、スタッフのみなさまの手で貼っていただきました。

 

Q.あしがら材を使う前に、南足柄の森を二度訪れていただき、森や製材所の見学、伐倒体験を行っていただきましたがいかがでしたか?

林業は1次産業の中でも一番遠い存在で、仕事では「無垢材っていいよね」と言いながらも、カタログで見る木材の手前にある姿を知りませんでした。
今回南足柄に行ったことで、木材を使うということは木を一本一本伐り倒して使っているんだなということを改めて実感し、その大変さを知ることができました。また、木を伐る人、製材する人など、「生産者の顔」が見えるようになったというのもよかったです。

↑昨年実施した伐倒体験の様子。伐りたてほやほやの丸太に興味津々でした。

 

Q.実際、自社物件の改装にあしがら材を使ってみていかがでしたか?

自分たちがDIYしながら改装したことも相まって、愛着はものすごいです。現場で木材を取り出しながら、節や虫くい痕の木材が早く出てきてくれないかな、と思ったくらいです(笑)。
また、あしがら材が届いたとき、南足柄の森に入ったときに感じた香りがして、森を訪れたときの記憶が蘇りました。今度はこの物件に住む方と一緒に南足柄に行きたいですし、今後住む方々にもその記憶が代々受け継がれていくといいなと思います。

↑あしがら材を使っていただいた物件は鎌倉駅から車で12分。春は桜がとてもきれいです。

 

【インタビューを終えて】

実際に現地に足を運んで、発見・発信することを大事にされている鎌倉R不動産様。「南足柄に行って、違うなと思ったらあしがら材を使わなかった」というお話を聞いて、少しホッとしました。

このお部屋に入居される方には、ぜひ南足柄の森を感じながら暮らしていただければうれしく思います。
鎌倉R不動産のみなさま、このたびはありがとうございました!

(おわり)