おしらせ

宮城県から建築ダウナーズのみなさまがご来訪!
東北大学大学院都市・建築学専攻を修了した同期で、宮城県を拠点に空間・什器設計と制作を行いながら、木材の流通プロセスのリサーチなどもしているデザインチーム、建築ダウナーズのみなさまにお越しいただき、南足柄や弊社の取組をご案内させていただきました。
1日目は、後世に良い木、良い山を残していくことを理念に弊社が「小さな林業」に取組むヒノキ林をご案内し、「スコリア」と呼ばれる富士山噴火の噴出物や、比較的急峻な地形と向き合いながら、土砂災害リスクを軽減しながら持続可能な森づくりを行う手法などについてご紹介しました。

また、弊社事務所の近所にあり、あしがら材の流通において弊社が連携している小髙材木店さんをご案内し、幅広いニーズに対応可能な製材所として、地域の木材流通には欠かせない存在となっていることを体感いただきました。

夜は弊社が管理する一棟貸しの宿泊施設「こもりび」に宿泊いただき、翌日は地元の生産森林組合(森を共同管理する地域住民の組合)の方のヒアリングと、弊社と交流のある生産森林組合さんが管理している森林をご案内しました。
南足柄の特徴として、市内にいくつもの生産森林組合が現役で存在しているということをお伝えし、地域の人々が共同で森林を管理してきた歴史と、地元の生産森林組合がおかれている現状について知っていただきました。

2日間の締めくくりは、樹齢数百年という杉の巨木がいくつも立ち並ぶ大雄山最乗寺にお連れし、南足柄がもつ「木の歴史」の厚みを感じ取っていただきました。

今回の訪問を通して、建築ダウナーズのみなさまからは「山とまちの近さが宮城とは全く異なる」「山の課題と一言にいっても、地域によって内実は様々であることを改めて感じた」といった感想をいただきました。
宮城と神奈川で距離はあるものの、今後もなにかしらの形で連携していきたいと考えています。
建築ダウナーズのみなさま、この度はご訪問いただきありがとうございました!
(今回のご訪問は、横浜国立大学の小田原のどか先生にコーディネートいただきました。小田原先生、ありがとうございました)
★12月14日に「森林のはなし:森林とつくる芸術拠点」として、小田原先生、建築ダウナーズのみなさまとともにオンラインフォーラムを開催します。詳しくはこちらをご覧ください。